土肥会役員会で指示のあった「三献の儀」の事前指導の件ですが、
  同じ金曜日にあった 「卒業証書授与式」が おわってからは、動こうにも、土・日曜日だったので、
  月曜日の今朝、顧問の先生へFAXを送った返事があり、あす14日火曜日に、中学校へ出向いて、
  サッカー部の配ぜん係役をつとめてくれる二人に、私が事前指導をおこなうことになりました。
 
まだ 後裔者などに 案内状が届いていない連絡があっと言うので、再度 一連の案内状などの文書を
  探し出して印刷し直して、封書詰めて発送することになったのですが、一人でも、改めて作るのは
  時間がかかることになりました。同時に、土日曜日が休みで まだポスターを貼ってもらっていない
  ところを、探して歩いて、お願いに廻ったのも、二重に手間のかかることになりました。
  熱海湯河原温泉組合、不動滝茶屋、観光ボランティア案内所、商工会館、みかんの石澤商店、中央区・城堀区民会館など・・・

きょうは 買い物にも出かけることもあり 結構、家に居ることが出来ませんでしたが、
  それらの間を縫って、下の資料を作ったのですが・・・・・・・・・・・
  今後も 説明に使えるように、出来るだけ普遍的な物をと考えました。
  若い人 次の人への バトンタッチできる資料の作成です。
  あわせて 事務局長の池田さんへ、昨年夏に私が実行した「三献の儀」解説の場面をCDに
  動画で起こしてもらったので、早速 これも、生徒さんへ見せるところから事前指導に入りたいと思います。



土肥祭武者行列「出陣三献の儀(さんこんのぎ)」 解説  2017.4.2.加藤雅喜 作

いわれ 
  『三献の儀』は『式三献』ともいい、 本来は、神に天皇が善政を誓う宮中の儀式であったが、次第に、天皇から貴族への式となり、貴族間の接遇でおこなわれ、そして貴族から武士の出陣での戦勝誓約と武運長久の節刀授与式で使われました。鎌倉幕府が開かれた以降は、将軍から武士への式典・婚礼・接待宴席などで使われるようになり、特に出陣にあたっての主従関係の誓約をおこなう意味から重要な儀式となりました。
  つまり、平安時代、天皇が征夷大将軍らの武将の出陣に際しておこなったものです。のちに 源 頼朝が、京へ上って右近衛大将や征夷大将軍などに任命された際に経験したことを、鎌倉に戻って、今度は天皇に代わり、全武将の任命権をもっていた自分が、臣下と共に神に戦勝を祈願し、臣下も自分への忠誠を誓わせる姿で再現しました。ですからまだ、治承4年(1180) の、この土肥館出陣の際には、行われなかったものです。その後、頼朝が実行するようになり、鎌倉時代に武将たちの間でも広がり、室町時代以降、戦国時代には、各地の大名・武将たちが 頼朝を真似してやるようになりました。今では「選挙」の出陣式でもやるようになりました。
    三方するめ

出陣式の例(戦国時代以降の形式)  ※作法には、時代や伝わり方、その地方の風習などさまざまある。
  三方や高坏の上の献立は 
    ①「打ちアワビ」 平らに叩いて干したアワビ
    ②「勝ち栗」 殼付きの焼き栗
    ③「こんぶ」 そして④「お酒(み)神(き)」のさかずきです。
  つまり「敵に打ち(あわび)、勝ち(くり)、よろこぶ(こぶ)!」の意味といいます 
    どれも古代の保存・長寿食品で、食べて生き延びるものを用意しますから、           
    戦いに出ても、生き延び帰るという願いを、あとからこじつけた感がします。

  御神酒は、一盃に酒を注ぐの三度に分けてつぎ、飲むときにも三度に分けて飲み干すこと
  から、九度重ねることで、うやうやしさ、誓いを忘れないという意味で、こんにち神前や仏前 
  の婚礼で行う固めの「三三九度」は、ここから出た作法です。


        頼朝
    
 三献の儀平面図名前消し
土肥での三献の儀 (⑦⑧など省略しています)

  ①大将(頼朝:冨田町長)が武將正装して、恵方(南か南東だが地形による)に向かい、
    床机(しようぎ)に腰掛ける。

  ②大将の前に武装した家臣・配膳役が、高坏または 
    三方をささげて大将の前に置く。長柄(ながえ:ひしゃく)役が続く。
    高坏なら地に、三方なら陣楯板の上に置く。

  ③大将は まず「打ちあわび」をつまんで口に入れる。

  ④家臣・長柄役が、大将の持つ一盃に、酒を三度に分けて注ぐ仕草で注ぎ、
    大将も三度に分けて飲む仕草で、注いだ酒を飲み干し、一盃を下に置く。

  ⑤大将は、「かち栗」五個の中央の栗をつまんで口に入れ、二盃を取り、酒を 
    三度に分けて注いで貰い、三度に分けて飲み干して、二盃を下に置く。

  ⑥大将は、「昆布(こんぶ)」を1枚、口に入れて、三盃をとり、長柄役から三回に分
    ける仕草で酒を注いでもらい、三度に分けて飲む仕草で飲み干す。
    そのあと長柄役、配膳役は、持ってきた道具を持って、自席へ戻る。

  ⑦大将「敵に打ち、勝ち、よろこぶ!!」と気合を入れて発声する。
    ※ 帰陣式・凱旋式では、一に勝栗、二に打ちあわび、三に昆布の順に食べる。
     「敵に勝ち(くり)、家(うち=打ちあわび)、よろこぶ(昆布)」のである。

  ⑧三献の儀が終了して、大将は盃を持ったまま立ち上がり一・二歩歩み出て、
     盃を頭上に振りかぶり、地面に叩きつけ盃を割る。
    ※勝利を手にしない限りは決してここへ戻らないという「水盃」と同じ、
     不退転の決意を表している。

出陣の勝ち鬨(どき)  
      (司会の説明や「御一同ご起立を」「ご唱和を」「サヤを払って」の言葉あり)

⑨大将が、サヤから太刀を抜き取り高く上げて
    「みなのもの、この決戦には、われに命を預けよ。
    一所懸命の覚悟で戦え。生きて勝ち名乗りを上げよ!」

 大将『エイエイ!』と声をあげると、一同、それに呼応し『オー!!』
    二度目:大将『エイエイ オー!』、 一同『エイエイ オー!』
     三度目:大将『エイエイ オー!』、 一同『エイエイ オー!』


配膳役・長柄役の予定表
  
配膳係行動指示



スポンサーサイト
2017.03.13
コメント記入欄