きょう 久し振りに 
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のなかで、

高野山大学 文学部人間学科 助教授の坂口太郎氏
 「碩学の思い出や発言集」をまとめ書きためた文章集を読んでいて 特に

次の二つを読んで 恩師の名前にかかることであり、人柄が偲ばれるものであったので、
 勝手に引用させていただき、自分のブログに保存して 
 日頃から 拳々服膺すべき 資料とさせていただくことにした。

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2014/02/12
 竹内理三博士「“百世の後”を見据えつつ」より              | by 慈鎮和尚

 僕の一年先輩の森克己さんなんかはね。これは、今度は黒板先生に、こっぴどくやられちゃった。あの日宋貿易の研究は。森さんはしかし、鼻柱が強いからね。黒板先生のいうことはいちいち反論したら、黒板先生、最後に、おこっちゃってね。「それじゃわしは知らんぞ」といわれたそうだ。それから辻先生のところへいったら、これでええといわれたんで、それでまあ森さんは「日宋貿易の研究」というんで書いた。結局、卒論出した講評の時にね。森のはなかなかよかったよと、黒板先生はいわれたそうだ。「おれは知らんぞ」なんてつっぱねたこと忘れたのかどうか。これは森さんの直話ですがね。
 僕は早稲田の学生諸君にはよくいったんですが、僕もそういう経験があるし、森さんもそういう経験があるんだから、自分が一たんきめたテーマを先生がなんといおうとも、やっぱり大事に育てにゃいかんということだ。先生だってやっぱり知っている範囲に限界があるという証拠、例証にね。いつも話しとったんだが。


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2015/05/31
『太田晶二郎著作集』例言より                      | by 慈鎮和尚

本著作集の公刊は、飯田瑞穂 亀井孝 両名の協議に俟って以て編纂にその方策と定めるところを貫く。
 一Ⅰ 学術の論作に属さぬ零墨の類といえども、かつてそれ自体において上梓印行をみたそのかぎりについては悉くこれを採って洩らさぬをむねとする。
 (○下略)

【付記】
 1993年に完結した『太田晶二郎著作集』全5冊(吉川弘文館。以下、『著作集』と略する)は、太田氏に親炙した亀井孝・飯田瑞穂両氏が中心となって編纂された。ことに博覧強記で知られる飯田氏が作成された「年譜および著作目録」(『著作集』第5冊所収)は詳密というほかなく、飯田氏の尽力によって、『著作集』は一代の碩学たる太田氏の学風をよく後代に伝えるとともに、考証学を志す学徒のたずきとして不朽の価値を有する書物に仕上がった。

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 上記の 竹内理三先生、森克己先生、飯田瑞穂先生の三先生は、
  ●竹内先生には、中央大学大学院の授業で、森先生のお招きで、寶月圭吾先生と共に
   中央大学文学部の10階研究室においでになりお世話になった。
   お酒好きの私が、
   清酒会社の銘酒「白鹿」にならって「はくしか」と、『参天台五台山記』購読中の文章で読んで
   笑われたものである。

  ●森克己先生は、勿論 中央大学入学以来、大学院を通じてお世話になったし、野沢温泉にいまだに
   関係を持って 毎年出かけているのは、先生の生まれた村であり、墓参りを兼ねているからである。

  ●飯田瑞穂先生は、中央大学入学以来お世話になりっぱなしで、恩返しもしないうちに、早くして
   お亡くなりになった。私ら夫婦の仲人をお願いした先生である。
   今の私のやっていることには 先生の教えのほんの一端を実践しているに過ぎない 
   その恩恵は 語り尽くせないものである。


 新年に ふさわしい 文章を見ることが出来て うれしい。
      明日から また 酒浸り生活から脱出して 勉強に取り組む決心をした。







 
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2017.01.04
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