商標が違っています! 
   90度回転して使われています
 
    看板家紋    のれん
 看板も、のれんも、商標が90度 回転しています。

 現在の、高橋孫左衛門商店の包装紙にある、商標を見てください。

    包装紙2
 山に日の商標です。

 十返舎一九は、この店をたずねて逗留し、この挿絵をデッサンして帰り、
 執筆した自分の本『金の草鞋』に、『東海道中膝栗毛』の時と同じように、
 挿絵も自分で描いたでしょうから 
・・・・ 
   それでは、一九は、商標を誤って描いたのでしょうか? 
 
 正直なところ、誤ったのか、わざとふざけたのかわかりません。
 ただ、私は、ふざけたと思っています。
 
→ なぜなら、もし、一九が間違って、誰かに書かせたとしても、
 当時の 絵描きや彫り師なら 万一、一九が不完全な下絵を渡しても、
 商標を間違っていれば気づきます。 

なぜかというと、この一番上左の看板をじっくり見てもらうとわかります。
  この店は、上杉謙信の城下町であった高田春日山のふもと。

        横春日町  
   商標  粟飴 
        高橋孫左衛門 


だったら、商標は、横春日町だから「」をシンボル化したので、
    [] と [Θ]を あわせることにしたもので
    商標が、この「」だとは、勘の良い江戸っ子なら誰でもわかったはずです。

今の包装紙の商標が ただしいのです。


  ◎それでは、この「金の草鞋」の商標の誤りは、誰がしたのでしょうか?
  もちろん、「この、しゃれがわかるか?」と、仕掛けたのは、一九 その人でしょう。
   亡くなって、棺桶を火葬にしたとき(土葬という説もありますが)、
   花火が炎を上げたという言い伝えがあるくらいですもの・・・・・
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2012.08.06
さあー
 クイズを一つ

下の絵は、越後國高田城下町、粟飴の高橋孫左衛門商店の江戸時代の様子です。
 
 十返舎一九が 代表作『東海道中膝栗毛』の続編とも言うべき作品をと、
 全国を取材に歩いて、この店により、それをもとに書き上げた
 『金の草鞋』(かねのわらじ)での店頭で、一昨年、高橋商店でもらったパンフです。

     金のわらじ
   ※ 画上でクリックすると、拡大します
 
 下の、包装紙は、高橋商店の現在のものです。 
     包装紙

 さて、両紙を見比べて、何か同じでないことに気づきませんんか?  

インターネットで検索すると、どなたかが気づいているようですが、
 私も、数年前に気づいて 受講者にお話ししたことがあります。
 お店のある町の名前に関することです。

 → 正解は、明後日あたりに掲載します。
  
2012.08.04
 生涯学習3表紙小 
文科省の発行する『生涯教育』 3月号に
本校の実施してきた「声に出して読む・・・」シリーズを紹介していただいた。

学習2小

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 埼玉県では、平成15年度より「県立学校公開講座」を予算なしの「知恵と汗によるマンパワー事業」として実施しています。県立学校公開講座は、長期休業中における県立学校の教育機能を有効活用して、県民の多様な学習機会の充実を図るとともに、地域に開かれた特色ある学校づくりの一端にしようとするものです。 公開講座を実施する学校では、パソコン室や工作室、調理室などの施設を利用し、教職員の専門性を生かした講座を企画・実施しています。開設される主な講座は、IT・コンピュータ講習や絵画・工作、電気工事士実技試験受験講座、料理など多種多様です。

-一一一一一一一一一一
県民へ多様な学習機会を提供する公開講座
(中略)

(2)教職員の趣味や特技を生かした取組

 今年で3回目を迎えた「声を出して読む」シリーズ。
お年寄りにも好評で毎回70~80名が参加。『おくの
細道』に続き今年は『東海道中膝栗毛。
長期休集中も、生徒の進学補習のため高校の大教室が使えず、近くの
越谷市中央市民会館を利用して、夏・冬各6回の講座を開設。
最終日は実地研修として日本橋から旧東海道を
区切って見学。新居関、赤坂宿の旅籠まで見学しました
(後略)
一一-------
 実施した学校からは、「管理職が学校紹介や公開講座実施の趣旨などを踏まえた説明をして、地域住民に本校についての理解を得ることができた。」など、公開講座を実施して、地域に開かれた学校づくりに役立ったという意見が多く寄せられました。
 受講者からも、「分かりやすく敢えていただいた。」「家族で参加でき、楽しかった。」など、来年も参加したいという意見が多く寄せられました。



2009.03.17
 王子稲荷の狐の話は、落語にもあったが、一番の関心事は、広重の浮世絵であろう。
この絵は
例の江戸名所図絵からはじまるという。
 「名所図絵王子稲荷社」 王子稲荷社江戸名所絵図

 「王子稲荷の杜」 広重は社殿の脇から東方の大川や遠く筑波を臨む。
 393483広重 王子稲荷の杜
 赤い漆の社殿が鮮やかである。同じ場所から今は、すぐ100m先にある新幹線高架が邪魔で臨むべきもない。

 さて、京浜東北線をはさんで400m東に、田んぼの中に装束稲荷社の榎木がある。
名所絵図に、「大晦日に、関東33国(?)の狐がここに集まり、装束を糺して稲荷社へ集まってきた」という伝説を紹介している。
 ojikitune(L).jpg
 
 そして広重の百景の1枚は 
 393484王子装束榎木狐火 広重
 この百枚の作品シリーズでは、広重の作品最高のものと思う。 
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 この伝説は、現在にも伝えられ、毎年大晦日に狐に扮してのパレードと参詣が行われている。
 kitune-ukiyochotin0-1.jpg

 ez-003.jpg
 今年の狐の花嫁か

 大晦日、王子の狐のパレードを見学、いや参加してみたいものだ。
 詳しくは・・・→ http://ouji-kitsune.jp/
2009.01.20
 王子の駅を下りて、河をフタしたガード通路をくぐり、線路ぞいに飲み屋街を上っていく
 細い道を入っていくと、中央工学校の前に出る。
 その先に、王子稲荷社の側面が見える。
 IMG_6840.jpg
  坂の途中に建っている。
 IMG_6842.jpg
 IMG_6841.jpg
 手前の坂は左に上ると中山道へ行く。
IMG_6845.jpg
 正面へ回り込む。 「関東稲荷総司」の看板がかかる。 京浜東北線の電車脇だが、今まで見過ごしてきた。
 IMG_6844.jpg
 立派な社殿であった。
 IMG_6843.jpg

 王子の稲荷社は、江戸時代を通じて大変な信仰を集めた場所である。先日、歩いた神田明神、湯島天満宮に並ぶ賑わいであったっと紹介した。
 
 
王子稲荷神社の「王子凧市」は 毎年2月の午の日。
 年により日にちが異なるので北区産業振興課まで 電話:03-5390-1234
 創祀年代は不詳、康平年中、源頼義、奥州追討の際、深く信仰し「関東稲荷総司」と崇敬した。
関東の稲荷神社の総元締めという意味。 治水4年(1180)源頼朝が八幡太郎義家の腹巻・刀等を寄進したと伝えられる。
 社殿は寛永11年(1634)、元禄16年(1703)と造営され、現在の社殿は文化5年(1808)は造営されたもの。毎年、大晦日の夜に、関東一円の稲荷神社から狐たちが集まって、参詣したという伝承が残っている。狛狐は鍵を持っているが、これは関東の稲荷を管理していた証という。
 古くは、「岸稲荷」(この付近は現在も岸町)と称していたが、元亨二年(1322年)領主豊島氏が紀州熊野神を勧請し、王子神社を祀ったことから、王子という地名となり、王子稲荷神社と称するようになった。


額面著色鬼女図国認定重要美術品
昭和9年9月認定  天保11年(1840)、江戸の住吉明徳講(東京砂糖元売商組合の祖)が柴田是真に委嘱して、業界の守護神と崇拝するこの王子稲荷に奉納した傑作図です。
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落語:王子の狐

 昔から狐、狸は人を化かすなんていわれている。狐は7化け、狸は8化け、狐と狸とくらべると、狸のほうがひと化け多い。多いが、狸のほうは化けるにしても、大入道とか、一つ目小僧とか、博打場のさいころとか、どこか愛嬌がある。狐のほうは少ないが、どちらかというと利口で陰険で性質が悪い。民話でも、風呂だといって野良の肥溜めの中へ人を浸けたり、酒だといって馬の小便を飲ませたり、牡丹餅だといって馬糞を食べさせたり、蕎麦だといってミミズを食べさせたりする。けれど、狐はまた、稲荷の使い姫だといって、信仰の厚い方は、たいへん狐を大切にする。
この稲荷を江戸の人々はたいへんに信仰していて、初午の日になると、どこの稲荷も参詣客でたいへん賑わったが、ある男が、吉原でもてて、初午の日をすっかり忘れ、翌日になって、王子稲荷へ行ってみると、人影もなくシーンとしてものさびしい。参詣を済ませて、根岸口の裏道を歩いていると、畦道の脇の稲叢(いなむら)のところで、狐が一匹、頭の上に一所懸命、草を載せている。不思議に思ってじっと見ていると、くるりとひっくり返り、たちまち二十二、三の女に化けた。
「ああああっ・・・・・化けた!えっ?こりゃおもしれえや。話には聞いていたけど、目の前で狐が人間に化けるなんてのは初めてみたよ。うまいもんだね。乙ないい女だねぇ。あの縞のお召しの着物なんていうのは、どこから覚えてくるんだろうね。帯だってちゃんと締めてるしなぁ。たいしたもんだね。あれじゃ化かされるのも無理はねえな。これからだれを化かそうてんだな、誰か来るのかな?だれ・・・・・・辺りに人影が無いところをみると・・・・おれだよ、俺を化かそうってんだよ。俺が女好きだってんで、それで女に化けやがった。こらぁえれえことになったぞ、見込まれちゃったな。でも見といて良かったね。あれを見てなきゃもうやられてるよ。・・・だが待てよ、種(ねた)がわかっているんだ。向うで化かそうってんなら、一つこっちでもって一番化かされてやろうじゃないか」
と、眉に唾をつけて、近づいていって、
「玉ちゃん、玉ちゃん・・・」
「あらっ、まぁ・・・・兄さん」
「あれっ、口をききましたよ。『コオン』てなことは言わないね・・・おどろいたねどうも、あぶねえ、あぶねえ。もうやられかけてらぁ」
・・・・・・
「い、いやいや・・・せっかく逢ったんだから、どうです?どっかえいきましょう」
「あたしぁかまわないんですけれども、兄さんこそあたしみたいな者と一緒ではご迷惑・・・」
「とんでもねえ。そんなら、この先に扇屋という料理屋がある。そこへ行ってご飯を食べながら、ゆっくりいろいろとお話しましょう」
「では、お供しますわ」
「じゃぁ、話はきまった。さぁ行きましょう・・・ええ、ごめんよ」
「いらっしゃいませ。どうぞお二人さま、御二階へご案内」
(てんぷらを注文し、お酒を飲み始める。狐はすっかりいい気持ち。ぐっすり寝入ってしまった。それを見届けた男は、土産の卵焼き3人前を折に詰めてもらい、勘定は二階からもらってくれといって先に出る。暫く後、店の者が二階の客を起こしに行くが、客はお勘定が自分持ちと聞いてびっくりする。と、狐は神通力を失い後ろのほうから太い尻尾がニューっと飛び出た。店は大騒ぎ、若い衆が五、六人二回に上がり狐をひっぱたき追いかける。逃げ惑った狐はようやく窓から飛び出した。男が帰りがけ友達に会いことのしだいを話すと、友達に、お稲荷さんが寂しいだろうってお使い姫を出したのになんてことをするんだ、と脅される。男はあくる日早く起きて、手土産を用意して、王子へ詫びにやってきた。昨日の場所に着てみると小さな狐がいる。子狐の話によると、おっかさんが人間に化かされて、皆にぶたれて体が痛いという。男は子狐にお詫びをいい、手土産をおっかさんにあげてくれる様頼んだ。)
「おっかちゃん、いま化かした人間てのが来たよ。『昨日は、別に悪気があったんじゃないんだけど、ついふらふらとやっちまって、おっかさんによぉくお詫びしておいとくれ。お大事に』ってぴょこぴょこ頭ぁさげてやがんのさ。で、ね、これ『つまらないもんだけどお詫びのしるし』だってもってきたの・・・・おっかちゃん、これ、坊におくれよ」
「いけません。このごろの人間は油断がならないんだから・・・・あたしの見ている前で空けてごらん。いいとなったらおまえにあげるから・・・・あけてごらん」
「あっ、おっかちゃん、おいしそうな牡丹餅(ぼたもち)だ」
「あ、あ、食べるんじゃない。馬の糞かもしれない」




2009.01.18
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